【トーキング・サークル】ネイティブ・アメリカンから学んだ、心の底から想いを語り合う方法。
(伝説のインディアン、デニス・バンクス師を招いてのトーキングサークル)
トーキング・サークルとは?
トーキング・サークルとは、ネイティブアメリカン(北米の先住民)の伝統的な対話の方法です。その名の通り、輪になって対話する方法です。
○トーキングサークルが持つ2つの意味
1. 学び合うための場
僕たちの日常会話は一般的に、お互いの話を遮り合いながら進むことが多いですよね一方で、トーキングサークルでは一人の人が話しをしている間、他の人は話が終わるまで話しを聞く仕組みになっています。
「人間に耳がふたつあって口がひとつあるのは、話すことの2倍よく耳を傾けて聞くことの重要性を、わたしたちを創られた存在が教えているのだ」
という言葉があるほどに、話し手が心ゆくまで語る想いに最後まで耳を傾けることはとても大切されています。そうすることで、たくさんのことを学べちゃうわけです。
2.癒しとしての場
ネイティブアメリカンの人たちは、「つながりを取り戻すこと」には人々を癒す力があると信じています。この輪は、そこに集った一人一人のハートを、全員で共有するためにあります。もし、誰かが心の中にある痛みや悲しみについて話をする時、その痛みや悲しみを共有し、互いに癒し合う力が、このサークルにはあります。
もし、本当にみんなの心が一つに繋がっているならば、そのサークルの中央には目には見えないけれど、偉大な神秘を確かに感じ取ることができるんです。
トーキング・サークルのつくりかた
・集まった人で、輪になって座ります。そして、その中央に羽根か棒状の物を置きます。それはトーキング・スティックと呼ばれ、それを持っている人だけが発言することができます。
・最初に発言をするときは、自己紹介をするのが礼儀です。
・話をする人間は自らの心からの想いを言葉にします。時間はに制限はありませんが、他の発言したい人の存在を尊重しながら話しをします。(一番大切なのは、ハートを輪に差し出すこと)
・全員が話し手に敬意を持って、耳を傾けます。聞き手は、話し手の言葉一つ一つをしっかりと心で受け止める。自分が話しを聞いてもらうときに、そうあって欲しいような聞き方を心がけます。
・サークルのなかで聞いた話は、基本的にその輪のなかに留めます。話し手の許可をもらうことなく、サークルのなかで聞いた話を他のところで繰り返したりすることは絶対にしないこと。
ミーティングにオススメ
会議で、具体的にアイディアを共有するために使ってもいいし
チームの絆を高めるために、悩みや熱い想いを泣きながら語り会うのもいいですよ。
ぜひ、濃ゆ〜い対話の場を作りたいなぁと思ったときに試してみてください!
また、僕はこのトーキング・サークルを日本中で開催しています。もし、この場づくりに興味があれば、ぜひ一緒に企画しましょう!
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○この記事を書いてる人