平和な地球の歩き方

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【まさに宇宙人】 鳩山元首相から聞いた4つの大切なこと

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先日、政治家さんと市民とのぶっちゃけ対話の場を作るイベント「マツリゴトカフェ」に参加。

今回のゲストは、

クリミア半島の訪問や ↓詳細

【全文】鳩山由紀夫元首相「世界平和のため、行かずにはいられなかった」 ニコ生でクリミア訪問の真相を語る - ログミー

韓国でのひざまずいての謝罪

ひざまずいて謝罪 韓国で鳩山元首相 - 産経ニュース


などで近頃世間を賑わし、“宇宙人”と揶揄されている。

鳩山友紀夫 元総理 

 

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(無農薬トウモロコシをお買い上げの写真。左からゲストのらんぼう、AnbassaTAKERU、鳩山元総理)

今回のイベントでは、そんな気になる鳩山元首相から直接お話しを伺うことが出来たので、鳩山さんのお話を4つのポイントにまとめてみました。

 

1.「宇宙人」と呼ばれることについて

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「宇宙人」と呼ばれていることに関しての鳩山さんのコメントが、個人的に大好きなので、はじめにご紹介します。

鳩山さん「私は、“鳩山は浮足立っている”とかで、よく宇宙人と言われます。ですが、私は宇宙人と呼ばれることはむしろ喜ばしい事です。なぜなら、それはこの地球を客観的な視野で見る事が出来るから。地球は人だけが住んでいる場所じゃないのに、こんな狭いところで戦争に向かっていてどうするんでしょう?

 

まるで、現在の与党が進めている政策が戦争に向かっていく可能性がある。かのように感じ取れました。元総理である人が、「宇宙人」に関してこんな風にコメントできるなんて、すばらしい!!笑 

(鳩山さんは終始、ユーモアを交えてとてもユニークな方でした)

 

2.普天間基地移設「最低でも県外」が実現しなかったことについて

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普天間基地移設のため、埋め立てられる辺野古に住むといわれるジュゴン

民主党が政権をとり、鳩山さんが総理だったころの沖縄の政策。普天間基地最低でも県外」を実現することが出来なかったことへのコメント。

鳩山さん「”最低でも県外”は、民主党が政権をとる前からの沖縄ヴィジョンでした。当時、オバマ大統領やヒラリー・クリントンからも“辺野古へ”と言われた事は一度もない。ただ、“早く結論を出してほしい”と言われただけ。私は、大臣を飛ばして総理になった。だから役人の心を掴めていなかった。それが実現の壁となってしまった。」


鳩山さんは、数人の官僚と共に“最低でも県外”の政策について会議を開き
「今日の議題に関しては、決して外部に漏らさないで欲しい」と約束を取り交わしたにもかかわらず、次の日の新聞にその議題についての報道が載ったそう。つまり、官僚に裏切られていたそうです。

 

鳩山さん「米軍と高級官僚で月に二度開かれている会議(日米合同委員会)では、官僚が“今の政権の話は聞かなくてよい”と米軍に発言していたそうです。当時は、このことを全く知りませんでし、自分の力不足でした。」


鳩山さんは政権交代時に、官僚の意志を問い、自分達の政治についてきてくれる官僚だけを残し、それ以外の入れ替えをしようとしたが、それは憲法違反になるのではないか?と止められたそうです。

アメリカでは政権交代時に、官僚が総取り替えになるそうですが、日本では官僚は前政権のまま。つまり、官僚には前政権の考え方の人が残るという問題点に触れました

3.現在の日本の状況と民主主義について

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(SEALDsらを中心とした、安保法案に反対するデモのようす)

このイベント当時、SEALDsらを中心とした安保法案に対してのデモなどに触れたコメント。

鳩山さん「日本は海外と比べて、“血を流して勝ち取った民主主義ではない”とよく言われます。メディアも政権寄りで、既得権益のために真実を報道しない。国民の声をいかに大事に実践していくかが民主主義なのに、ただの多数決のような民主主義になってしまっている。今の学生を中心とした国民の政権に対する動きは、まるで血ではなく“汗を流して民主主義を実感”するプロセス。それがSEALDsがしていることだと思う。」

 

これに加えて、このような国民の動きのシンボルとなれるような人材を探し出し、政治家としてみんなで支持していけるようなカタチが出来れば。と仰っていました。

 

4.「友愛」と「東アジア共同体」について

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(このイベントの集合写真)

 

鳩山さんが大切にしているキーワードの「友愛」と、取り組まれている「東アジア共同体」について

 

鳩山さん「自分も大切にし、相手も大切にできる。これが友愛です。この友愛を大切に、これからは東アジアから平和に貢献していきたい。これには、先日お会いした平和学の父ヨハン・ガルドゥングさんも大いに賛同して下さいました。安部総理が使う『積極的平和主義』という言葉は、彼がつくったそうですが、安部総理がしていることは全く反している。とおっしゃっていた。アジアで争い合っている場合ではない。東アジアを繋げていきましょう」

鳩山さんは、そう締めくくって下さいました。


鳩山さんに会ってみると、僕のイメージとはかなりちがっていました。
会場に現れた時から、“元総理”と思えない気さくなオーラで、この記事には書けませんでしたが、終始みんなを冗談で笑わせるユーモアのある方でした。


普段、テレビや新聞だけで見ている政治家さん達
遠い存在に感じてしまいますが、会ってみるととても親近感が湧き、友達のような気持ちになれます

本当の民主主義はまず、政治家さんという人を、もっともっと近い存在にすることから始まるのかもしれません。

鳩山さん、主催の矢田さん、イベントに関わった全てのみなさま、ありがとうございました!

鳩山友紀夫 HP http://www.hatoyama.gr.jp/

東アジア共同体研究所 HP http://www.eaci.or.jp/

 

濵田 直翔(はまだ なおと)

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