世界中から『暴力』が、あっという間に無くなっちゃう方法。
「チクショー!!あいつら、いつか絶対ボコボコに殴って復讐してやる!!」
あるインド人の少年が、こわ~い顔をして怒りまくっていました。
というのも、白人の子供たちから「色が黒すぎる」という理由で、ボッコボコに殴られ
黒人の子供たちからは「色が白すぎる」という理由でボッコボコに殴られるという
なんとも、理不尽で悔しすぎる暴力を体験したからです。
「チックショ~!!!!!!」
まるで小梅太夫の断末魔のように叫び、怒り狂っている少年を見て、両親は思いました。
「こいつの怒りかた、マジやばくない?」
ということで、いちばん知恵のあるおじいちゃんに少年を預けることにしました。
おじいちゃんは、少年に言いました。
「いいかい、世の中には二種類の暴力がある。一つは、身体を傷つける“身体的”な暴力。もう一つは、心を深く傷つける“精神的”な暴力だよ」
(そんなの関係ねぇ!!、と少年は心のなかで唱えていました)
全盛期の小島よしおのようなトボケタ表情をする少年を横目に、おじいちゃんは、大きな樹の絵を持って来ました。
「これから、お前が体験する出来事をよ~く観察して、暴力を見つけたら“身体的”と“精神的”に分類して、この葉っぱに書き込んでいきなさい」
少年は、おじいちゃんに助けてもらいながら言われたとおりに、毎日発見した暴力を木に書き込みました。それを始めてから、少年の心に住む小梅太夫と小島よしおは、怒りとともに徐々に消えていきました。(さすが一発屋芸人)
すると、たった数か月で少年の部屋の壁は、「精神的」な暴力でいっぱいになってしまったのでした。
【侮辱、差別、無視、偏見】
精神的な暴力は、言葉、態度、しぐさなど、コミュニケーションの中に潜んでいたのです。
「世の中は、“精神的”な暴力に満ちていて、それは“身体的”な暴力より、ず~っと陰湿なんだよ。それを受け続けた犠牲者は、また暴力を振うようになるんだ」
少年は、自分を傷つけた白人や黒人たちを心の中で見下し、同じように傷つけようとしていたことに気がつきました。
「平和を実現するには、コミュニケーションを平和にしていくことが大切なんだよ」
少年は、自分の怒りから、平和に生きるための道を学んだのでした。
その少年の名は、アルン・ガンディー。現在の、非暴力研究所を創った人。
そして、そのおじいちゃんこそ、
インド独立を導いた非暴力の父マハトマ・ガンディーでした。
アルン少年は、南アフリカでアパルトヘイトによる人種差別を経験しました。
これは、世界的な大きな問題で、自分達には関係ないようにも思えるけれど
日々のコミュニケーションの中で、僕たちは気づかずに“精神的”な暴力を振っていることが、たくさんあるみたいです。
『世の中の問題の原因は8割がコミュニケーション』とも言われていますが
もしかしたら、僕たちの日常に潜む“陰湿な暴力”が、大きな問題をつくっていくのかもしれません。
だとしたら、おじいちゃんが少年に気付かせたように、コミュニケーションを見直して、気持ちの良い人間関係をつくっていくこと。
それをあなたが身の回りから実践して、広げていくこと。そうすれば、世界から暴力がなくなっていくことでしょう。
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「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」
NVCとは「Non Violent Communication」の頭文字をとったもので、日本語では「非暴力コミュニケーション」と訳すことも出来ますが、「共感的コミュニケーション」と訳されることもあります。
まさしく“精神的”な暴力を振わない、気持ちの良いコミュニケーションをとるための知恵がつまった一冊です。
僕自身、読めば読むほど、目からウロコの一冊でした。
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