平和な地球の歩き方

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おもしろき この世をもっと おもしろく 濱田直翔のBLOG

実現させる“力”がないのに、“愛”や“平和”を語るのは一番の罪だ。

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「お前に実現させる力がないのに、“愛”や“平和”を語るのは一番の罪だ」

 

これは、4年前にとある男性から投げかけられた言葉だ。

当時、ぼくは平和活動に参加するためにアメリカにいた。

「世界から戦争をなくすにはどうしたらいいんだろう?」と考えた僕は
「戦争の原因」を一番創り出しているのは、アメリカだと率直に思ったため、現地で活動することに意味を見出した。そのため、大学を辞めて借金でアメリカに滞在していた。

「何か平和のためにできることがあるはずだ」という想いだけを抱いて、そこにいた僕にとって、この言葉は胸をえぐった。彼の言うとおり僕には何の力もなかった。技術も、知識も、経験も、お金もない。英語も話せない。本当に理想しかなかった。

ましてや、産まれてから五体満足で、衣食住にも困ったことがない、何の不自由もない生き方をしてきた僕にとってこんな言葉を使われたのは初めての体験だった。

 

「今の自分の行動は、どこかの平和につながっているんだろうか?」
この疑問が頭の中を駆け巡っていた。

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(無人戦闘機によって無残なことが起きているアピールと、引きはがす警察たち)

そんな僕の目の前では、アメリカに来てからお世話になっていた人達が、次々に逮捕されていった。これは“無人戦闘機”を飛ばしている空軍に対する抗議行動。逮捕者が多く出た方が、メディアに取り上げられるため、あえて過激なアピールをして逮捕されていく。

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(無人戦闘機によって犠牲となった罪のない子供たちの写真を掲げるアピール)

数百名の抗議参加者が「LOVE&PEACE」や「Justice」を叫んでいた。

無人戦闘機によって家族を失った中東の人々が泣き叫んでいる姿もあった。

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(数百名にもなった抗議パレード)

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(フェンス越しにただ立ちつくし、抗議行動を見守るアーミーたち)

抗議参加者も、逮捕する警察官も、空軍のアーミーたちでさえ「平和」を望んでいた。

 

「なのに、なぜこんなに悲しみや憤りの感情で溢れるんだろう?」

目の前の光景に、何もすることができない自分を責めていた。とある男性から、もらった一言を思い出す。

「お前に実現させる力がないのに、“愛”や“平和”を語るのは一番の罪だ」

自分に何の力もないことが、悔しくてたまらなかった。

 

大切なのは行動しつづけること

力がないのに、理想を語るのは罪か?
僕にはまだわからない。ただ一つ、ぼくが出した答えは「行動しつづけること」だ。

勇気を出して行動したからこそ、「自分には力がない」ことを知れた。だったら、次は力をつけるしかない。力をつけるには、どうしたらいいのか?

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そう、結果にコミットしてやり続ける事だ。全盛期のシュワルツェネガーだって、過酷な筋トレをやり続けたから、20世紀最高のボディビルダーとなれたわけだ。

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(↑そんなシュワちゃんだって継続しないとこうなる)

 

海のゴミ拾いや、砂漠への植林活動をやり続けている“宇宙の子マサ”の希望の記事はぜひ、読んでみて!!↓

ameblo.jp

 

“愛”や“平和”を理想に掲げる人は、優しいばかりに、なんでも他人に譲りがちだ。

だが、そういう人ほど、自分にチカラをつけるべきだ。心から強くそう思う。

 

どんな理想も、実現するには、そのためのエネルギーが必要だ。

仲間、知識、パワー、お金、知恵、時間、表現力。

 

一つ一つのエネルギーに、善悪はまったくない。そのエネルギーで何を実現するのかが大切だ。

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グラミン銀行総裁、ムハマド・ユヌスノーベル平和賞受賞者。)
世界から貧困を失くすためのお金の仕組みをつくった人がいる。

 

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(インド独立の父、マハトマ・ガンジー

弁護士としての知識や、ヒンドゥー教の教えを生かし、常に弱いものの立場で愛を全うした人がいる。

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ビートルズジョン・レノン

音楽の表現力を通して、世界に平和なメッセージを伝えた人がいる。

 

世界には、今も様々なエネルギーで、人々の“喜び”に繋がることを実現してくれている人達が数え切れないくらいたくさんいる。

だけど、みんないきなり理想を実現できたわけじゃないはずだ。

マハトマ・ガンジーだって、若い頃は「自分の性欲が強くて困る」という超個人的な、どうでもいい悩みで頭がいっぱいだったんだから。(笑)

 

もし、理想を掲げる事に罪があるとすれば、実現する力がないことじゃない。

“理想”があるのに、実現するまで行動し続けないことが罪なんだ。

 

もし、あなたに“理想”があるなら、そこへむかって一歩ずつ歩いて行こう。「自分に力がない」なんて心配しなくていい。やり続ければ、必ずチカラはついてくるから。

 

平和への旅は続く。